TDKとLEM、TMRベースの集積型電流センサで協業へ

電動化アプリケーション向け次世代TMRベース集積電流センサに関する有望な共同研究

電動化アプリケーション向け次世代TMRベース集積電流センサに関する有望な共同研究

こうした中、現在のセンシング技術に対する需要は急速に高まっている。現在のセンサ市場では、大量生産でコスト効率の高い製品が求められている。

電気計測の分野で世界をリードするLEMは、50年にわたる知識と専門知識、そしてASIC設計の熟練を基に、新しいお客様の現在のセンシング・ニーズを満たすフルレンジのICSを開発しています。LEMの研究開発チームは、違いを生み出すための改良と技術的ソリューションを常に研究しています。TMR(トンネル磁気抵抗)は、こうした有望な技術のひとつです。

TDK株式会社(社長:上釜 健宏)は、LEM社と次世代集積型電流センサ用カスタムTMR(トンネル磁気抵抗)ダイの開発契約を締結したと発表した。

TDKはLEM向けにトンネル磁気抵抗(TMR)ダイを開発し、LEMはこのTMRダイを集積型電流センサ(ICS)に組み込む。

今回の提携により、TDKのTMR技術は、LEMが特にエネルギー貯蔵、モーター駆動、ソーラー・インバーターなどの分野で深い専門知識を有する自動車および産業市場において、さらに高い位置付けを獲得することになります。TDKは、エネルギートランスフォーメーション(EX)やデジタルトランスフォーメーション(DX)などの市場トレンドにおいて、既存および今後のアプリケーションをサポートする優れた製品を提供することで、磁気センサ市場における地位を強化することを期待しています。

LEM社がTDKをパートナーに選んだ理由は、精度やノイズを含むクラス最高の技術性能に加え、信頼性の高い供給、車載品質、プロセスの成熟度にあります。

TDKとLEMは、既存のソリューションよりも高速、高精度、低ノイズのTMRベースのセンサを製造する。

主な用途

  • 自動車
  • 産業用
  • 電気自動車
  • 車載充電器
  • 自律走行モビリティ

主な特徴と利点

  • ノイズの低減
  • 消費電力の削減
  • 検出速度の向上

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